【働き方改革】副業、兼業、Wワーク、パラレルワークの違いとは?「働き方の自由」が拡がる
こんにちは、マキです!(^^)/
今年、平成30年に解禁されたという「副業」について。
これまでは日本の多くの企業で副業は禁止だよ!と言われていましたね。
しかし、副業をOKせざるを得ない企業側の苦渋の選択と、法の捉え方の変化によって副業・兼業が解禁される運びとなりました。
これによってさまざまな働き方が実現できるようになった労働者側ですが、ここで気になるのが副業と兼業という言葉です。
厚生労働省からの規定変更にも記載されているのですが、副業と兼業という言葉はわざわざ分けてあります。
…このふたつの言葉、あなたは違いを詳しく説明できるでしょうか?(´・ω・`)
今回は、副業と兼業、さらに似たような意味をもつ言葉の違いについて見ていきましょう!
目次
副業、兼業、Wワーク…呼び方で何が違うの!?
今勤めている会社での仕事をするほかに、仕事をしてさらなる収入を得たいと考えている方はとても多いものです。
なので、本業を辞めずにほかの仕事を増やすスタイルの方が増えています。
このスタイルを副業と呼ぶのか、兼業と呼ぶのか、はたまたほかにもWワーク(ダブルワーク)やパラレルワークなどさまざまな呼び方がありますが、実際のところどのような違いがあるのでしょうか?
副業とは?
副業とは、収入を得るために本業以外でも行う仕事のことをいいます。
ウィキペディアでは、次のように記載されています。
引用:副業|Wikipedia様より
兼業やダブルワークという意味を含む、大きなカテゴリということですね。
じゃあ、わざわざ兼業という言葉もダブルワークという言葉も使わなくていいんじゃ…?(´・ω・`)と思いますよね。
大きな意味ではどれも副業ととらえられますが、実は少しずつ意味が違っているんです。
副業は、本業と同時進行で行う仕事ではあるものの、あくまで「サブの仕事」という意味をもっています。
つまり本業のように長い時間労働をすることはありませんし、みっちり仕事をこなす!というふうに労力を大きく割くものではありません。
週の中でみっちり平日5日!時間も8時間!というものではなく、無理のない範囲でぼちぼちやっていく…というスタンスのものを指します。
兼業とは?
読んで字のごとく、業(仕事)を兼ねることを兼業と言いますね。
しかし、副業と違う点があります。
副業はあくまで副業です、先ほどもお話ししましたが「副」という言葉から読み取れるように、副業はあくまでメインではなくサブの仕事になるということですね。
では、兼業はどうでしょうか?
本業がありながらも同じくらいの労力を割いて行う仕事のことを、兼業といいます。
どちらもメインという感覚で仕事をすること指すのですね(・ω・)ノ
たとえば兼業主婦であれば、主婦業と仕事は同じくらいの労力・時間を割くものですし、理解しやすいかと思います。
こちらのコラムでも、このような記載があります。
この一文からも、兼業は本業のように長時間働くことを意味することが読み取れますね。
また、当サイトでもたびたびご紹介しています「クラウドワークス」でも、副業・兼業の違いについてコラムが。
↓在宅ワークがしたい!おすすめのクラウドソーシングは?
「兼業」と「副業」の言葉の意味をおさらいしておきましょう♪
- 兼業」とは、「本業の他に他の事業・仕事を重ねて行うこと。また、その事業や仕事」という意味です。
- 「副業」とは、「本業を主体とし、本業よりも低い労力で行う仕事」のことを意味しています。
つまり、言葉の意味としても「二つの仕事を比べた場合、本業に重点がおかれているため、副業は労力の比重は低い」という意味合いが含まれています。
この「本業に重点がおかれているため、副業は労力の比重が低い」という点がポイントとなります。
主婦の方がちょっとしたすき間時間にネットオークションをしたり、寝るまでの時間にちょこっとデータ入力をする…という働き方が副業と言えるでしょう。
Wワーク(ダブルワーク)とは?
本業があって、もうひとつ別の仕事をするという副業ですが、ダブルワークもよく耳にするかと思います。
Wワークは、副業と兼業と比較してみると「副業」に近いイメージがよく持たれます。
というのも、Wワークは正社員としての本業を抱えている人が副業を行うときにも使われる一方、本業が正社員ではない場合にもよく利用されます。
つまり「かけもち」ですね(‘ω’)ノ
掛け持ちであれば、アルバイトをふたつ掛け持ちしているよ!というフリーターの方でもWワークと言えますし、正社員の方がもうひとつ仕事をしている状態(副業)もWワークと言えます。
引用:クラウドワークス様より
ややこしいのですが…(;^ω^)Wワーク、兼業、副業、それぞれが似て非なる言葉だということがわかりますね。
パラレルワークとは?
近年耳にするようになったパラレルワークという働き方についても、見てみましょう。
パラレルワークとは同時並行で仕事をするという意味なのですが、より詳しく言うと「ひとつの仕事に依存しない働き方」ということです。
つまり、兼業に近い意味合いとなります。
そもそもパラレル(parallel)というのは「平行する・平行の」という意味をもつ言葉。
なので、平行して複数の仕事をすることをパラレルワークと呼ぶんですね。
副業の場合はサブという立ち位置ですし、本業に比べると副業に割く労力も時間も短くなります。
しかしパラレルワークの場合、兼業のように「本業をいくつか持っている」という意味合いになります。
あっちもこっちも仕事をするなんてとても大変!というイメージがありますが、ひとつの仕事に依存しない=大きなメリットがあります。
万が一、ひとつの仕事がダメになってしまったときでも、他の仕事があるため収入(生活)についてはさほど困らない…ということです。
これがもし本業+副業のスタイルの場合、本業がダメになってしまうと副業の収入では生活できない!ピンチ!となってしまいますよね(´;ω;`)
パラレルワークは、もちろん大変なことではありますが将来的に大きなメリットのある働き方となっています。
やりたいことが複数あり、どれも確立させられるような実力がある方ややる気のある方が成功しやすいでしょう。
どうして今副業が解禁されたの…?
働き方改革「一億総括社会」について
ここまで副業(兼業)についていろいろな呼び方を見てきましたが、なぜこれまでずっと「副業NG」と言われてきた日本社会で、副業が解禁されたのでしょうか…?
その背景には働き方の多様化だけでなく、厳しい社会の現状がありました。
確かに政策として以前から「働き方改革」という言葉が使われてきました。
この言葉の背景には、ニュースでもたびたび耳にする「一億総活躍社会」があります。
少子高齢化が進んでいる日本ですが、50年後も人口1億人をキープしながら、地域や家庭はもちろん職場でみんなが活躍できる社会を実現しようという意味です。
格差を取り除き、みんなが働き、多様な働き方を進めていこう…というプロジェクトです。
特にこのプロジェクトで大きな関門となっているのが、少子高齢化に伴って働き手が少ないということです(´・ω・`)
高齢者の就労を促すことはもちろん、現在一般的になっている長時間労働や正社員と非正社員での格差をなくすことなどが課題となっています。
ここ数年で、急激にニュースに取り上げられるようになった「過労死」。
ただ働いているだけなのに自殺にまで追い込まれてしまうという、なんとも不思議でたまらない現状については可及的速やかに是正されなくてはなりません。
長時間労働は毎日の働く意欲(やりがい)を削ぎ、体力を削り、家族や友人といった大切な人との時間を奪ってしまいます。
そういったことを防ぐためにも、大手企業が導入しているような新しい働き方を進めていく必要があります。
人手不足を解消する方法が副業だった
働き手が少ないけれど、企業は成長しなくては衰退してしまいます。
では、どうするか。
有能な人材はいつしか噂になり、あちこちから声がかかるようになりますよね。
ウチにきてください!ウチで働きませんか?と声がかかったとき、その人が会社を辞めずに直接他社からの依頼を受けられる状態なら良いと思いませんか?
会社側はその人が在籍しているため、今後も自社でしっかりその能力を活かしてもらうことができます。
依頼を持ち掛けた企業側も、望み通りの依頼を受けてもらうことができますね。
また、依頼を受ける人も会社を辞めずに他社からの依頼を受け、収入アップにつながります。
…もし副業が禁止の状態ならどうでしょうか?
依頼を受ける人は会社を辞めたくはないけれど、他社の方からとても良い待遇で迎え入れるから!と言われたら、当然そっちに移ってしまいますよね。
副業を禁止して、ひとつの会社に縛り付けることでデメリットの方が多くなってしまうのです。
その有能な人材が辞めてしまったらどうなるでしょうか、働き手自体がどんどん少なくなっている今、そう簡単に人材が集まらないのです。
だからこそ今、このタイミングで政府側も「副業を解禁しよう」と大きく公言したのです。
以前から副業は禁止されていなかった!?
晴れて「副業解禁」というわけではなく、実は本来副業は禁止されていないのです…(´・ω・`)
副業を禁止と言っていたのは各企業で、これは先ほどもお話ししましたように人材を縛り付けるということ、さらに他の仕事に就くことで自社の業務に支障をきたさないようにするためでもありました。
しかし、本来は副業が禁止!という法律はありません。
もちろん、公務員の副業禁止や、情報漏えいをしたり金融機関同士での兼業など、リスクの高いものは避けるべきではありますが…。
基本的には一般企業において副業を禁止するというのは、ルール違反だったのです。
司法の場では副業による不当な解雇として、裁判で勝利している例がたくさんあるほどなんですよ。
なので今回副業が解禁と大きく言われているのは、一般企業はもちろん労働者側に広く知ってほしいという狙いがあるのではないでしょうか。
「副業って禁止できないんだ!?」という認識が広まれば、退職して違う会社へ…という流れがとまり、副業としてうまくあちこちで仕事ができることにもつながります。
これまで労働者はどうしても企業側の要望をすべて鵜呑みにする傾向にありましたが、じょじょにその流れは人手不足によって傾き始めています。
「自分の希望を企業側に伝える」必要性が高まり、またあちこちで仕事ができるという自由を得始めているのです。
まとめ…副業・サブの仕事、兼業・二つ目のメイン仕事
ここまで、副業を解禁する運びとなった背景についてもご紹介しました。
副業と兼業…明確にこうなんだ!という決まりはありませんが、少しずつ違いがあることがわかったと思います。
最後に、ここまでをひとつずつまとめていきます☆
あくまで本業が主体であり、労働時間外の空いたすき間時間を活用したり、休日を利用してちょこちょこと働くことを副業といいます。
兼業主婦や兼業農家という言葉通り、メイン+サブの仕事ではなくメイン+メインというイメージですね。
兼業とほぼ同じ意味合いだととらえて良いでしょう。
万が一ひとつの仕事がダメになってしまった場合でも、またほかの仕事があり、その仕事もメイン並みの収入があるなど生活に支障が出ません。
しかし、そのぶんすべての仕事を軌道に乗せていくためには大変な労力がかかります。
このように、似たような意味の言葉ですが少しずつ意味が違いますね。
というわけで、ひとりひとりの生活スタイルに合った副業のやり方があるということがわかります。
また、政府による働き方改革によって企業側の思惑が垣間見られたかと思います。
労働者側の働く自由を強調し、副業・兼業というスタイルで好きな仕事を、自分の好きなようにやっていきたいですね☆(^▽^)ノ
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