「お年玉」って相場はどれくらい?気になる平均額やおすすめのポチ袋、マナーなど総まとめ!
2016/12/28
こんにちは、マキです!(^^)/
年末はもう目の前!
いよいよ新年がやってきますね♪
さて、そんな年の瀬に思い悩むのが子どもや親戚の子ども、友人の子どもなどにあげる「お年玉」ではないでしょうか。
子どもたちは年々成長していくため、入れておく金額もちょっとずつ増やしていかなくては…(T_T)…と考えると思いますが、具体的な金額っていったいどれくらいなの?と悩んだことはありませんか?
今回は、そんな年末年始に知っておきたい「お年玉」についての歴史をはじめ、平均額のまとめをご紹介していきます♪(^^)/
目次
お年玉について
お年玉の歴史
日本はもちろん、中国などアジア中世からあるという、意外にも歴史あるお年玉。(!)
その当時ですが武士は太刀を贈り、町人は扇、医者は丸薬を贈ったと言われていて、今のように現金を贈っていたということではありませんでした。
そもそも、お年玉という名前ですが…
・これをもらうと年のありがたい賜物(たまもの)という言葉から「とだま」と名がつき、「としだま」となまった説
・神棚にお供えした餅玉を与えたために「年玉」という名前がついた説
このふたつが有力だと言われていて、どちらも「縁起物」だということがわかりますね。
特に後者の「餅」についてですが、もともとのお年玉は餅だと言われていたんですよ。
お餅は魂を象徴するものとして神棚にお供えされていて、それを新年に分けていただく…一年分のパワーを神様からいただくということで、とてもありがたい食べ物だったんです。
現在でもお正月といえば鏡餅がありますし、子どもが1歳になったときのお祝いとして一生餅を背負わせたりなど、日本は昔からおめでたいときにたびたび餅が登場しています。
中国でのお年玉は「圧歳銭」と呼ばれていて、年始になると大人が子どもに金銭を与えることで子どもを襲う祟りを抑えられる…といいます。
これは、中国語で「歳」と「祟」が同じ発音であることから、子どもの無事を願った人々の間で信仰されてきたそうですよ。
また、韓国でも年始になるとお金を贈る「歳拝金」というお年玉があります。
…が、これは読んで字のごとく目上の人に拝み、服従する行為が前提となったお金なんだそうです…(゜Д゜;)
お金をあげるようになったのはいつ?
お年玉(餅など)として贈る行為は昔からあることがわかりましたが、現在のように「お年玉=お金」となったのは、実は昭和に入ってから。
大人ではなく子どもがメインとしてもらうようになりましたが、これもこのころからだと言われています。
お年玉が神棚のお餅だった時代では、家長(おじいさんやお父さん)から妻や子どもたちに分け与えることから、目上の方から目下の方にあげるものがお年玉のルールとなりました。
なので、今では子どもにあげるというのが一般的なお年玉となったんですね。
歴史あるお年玉ですが、このように意味や由来を知っておくと、子どもたちにお年玉を渡すときにちょっとした豆知識として話すことができそうですね♪
お年玉の平均額、あげるときの注意点
お年玉を用意するときの心得
さて、本題に入りましょう!
ズバリ気になるのが、いくら入れたらいいの!?…ということですよね。
これは一口に○○歳だから○○円とは言えず、たとえばあげる人ともらう人の関係性や年齢などさまざまな事情を考えなくてはなりません。
また、たくさんあげるのが良いというわけでもありません。
もらう側の子どもからすれば嬉しいかもしれませんが、親御さんが気を遣ったり今後の関係性に響いてくる恐れがあるからです。
やはりここは「マナー」として、だいたいの相場を知って適切な金額のお年玉をあげるように心掛けていきましょう!
お年玉の注意や知っておきたいこととしては、コチラ。
- 多い金額は相手が気を遣うので注意
- 相場を知ろう
- お年玉をあげて良い人、あげるとマナー違反になる人がいる
- お年玉の正しい入れ方がある
これまで、ただポチ袋にお金を入れていた…という方もこの機会に正しいお金の入れ方を知っておきましょう♪
How to お年玉!
お年玉といえば、かわいらしいポチ袋がコンビニなどいろいろなところで販売されていますよね。
袋はそのままでも良いのですが…
・目上の人のお子さんや親などに渡す場合…御年賀(おねんが)
・子どもに渡す場合…お年玉、おとしだま、おめでとうなど年齢に合わせて
・名前を書いてあげる
…など、表書きをきちんと書いてあげると良いでしょう。
最近では市販のポチ袋ではなく、自分で手作りするというスタイルが流行っています♪
ネットで「ポチ袋 テンプレート」や「ポチ袋 無料 手作り」なんてキーワードを入れて探してみると、たくさんのかわいいテンプレートが!
それを印刷して、自分で簡単にポチ袋を作ることができますのでオリジナリティを出したい人にオススメです!
ご参考までに…♪
ポチ袋へのお金の入れ方ですが、実はご祝儀を入れるときのようにマナー・決まりがあるんです。
紙幣は肖像画があるほうが表になり、開いたときに表が見えるように折ります。
なので、肖像画を上にして置き、三つ折りにしてポチ袋の表側が上になるようにしてそのまま入れましょう。
ちなみに、硬貨を入れる場合には硬貨も表にして入れるのがベター。
硬貨については絵柄が描いてあるほうが表で、製造年が刻印されている方が裏になりますよ!(^^)/
子どもはお年玉をもらったらささっと開けてしまうかもしれませんが、こうしたちょっとした気遣いや決まりを守っていることはとても良いことですよね♪
お子さんにもお金の表裏を教えてあげられる良い機会ではないでしょうか?(^▽^)
お年玉・タブー&注意編
上司など目上の方のお子さんへのお年玉
上司の家に家族でお呼ばれ、初詣でばったり…など、お正月休みの間でも上司に会う機会があるかもしれません。
もし、上司にお子さんがいらっしゃった場合はお年玉を渡さなくちゃ!と焦ってしまいますが、実はこれマナー違反なんです。
…というのも、冒頭でも触れたように目上から目下の人に渡すのがお年玉。
上司は目上の方にあたりますから、そのお子さんであってもお年玉を渡すことはマナー違反となるんですよ。
でも、自分の子どもだけもらっておいて…と気まずい思いをしてしまうこともあるかと思います。
そんなときには!
「お年玉」ではなく…
・「玩具料」や「文具料」の名目で図書カードをあげる
・お菓子をあげる
…というスタイルにしましょう。
ただ、マナーを知る方の場合は「金品を上司に渡す=失礼」と考えている方もいらっしゃいます。
渡す前に上司に一言前置きしておくことで、マナー違反を避けられるでしょう。
もちろん、上司から自分の子どもにお年玉をもらったときにはしっかりとお礼を言うようにさせましょうね♪(^^)/
親にあげるとき
大人(目上)から子ども(目下)へあげるのがお年玉とは言いましたが、最近では年末年始の帰省のときに、親や祖父・祖母にお年玉として現金を渡す方も多くなりました。
ついこの間までお年玉をあげていたのに…と親としては感慨深くなるかもしれませんね。
さて、このときにもマナーをまもってきちんと贈るようにするとスマートですよ!
親や祖父母に渡すときはやはり目上の方に贈ることとなりますので、お年玉袋の書き方としては「お年玉」だとふさわしくありません。
ここは「御年賀」という書き方をして、感謝の気持ちを込めて渡すようにしましょう♪
喪中のとき
日本ではその年に身内に不幸があったとき、新年をお祝いすることを控えるという習慣がありますよね。
とくに仏教では亡くなってから忌明け(いみあけ)をするまでの四十九日があります。
四十九日(忌明け)というのは、亡くなった方の魂が旅立つ日だと言われていて、この日に納骨をするのが一般的ですよね。
なので、このときまでは家族で一切のお祝い事を慎むという習慣になっています。
そして、一般的に喪に服すという期間ですが、これは配偶者や親子という関係であればその期間は1年にもなります。
じゃあ、このときはお子さんがいてもお年玉をあげない方が良いの?と思ってしまうかもしれませんが、これは場合によるでしょう。
四十九日まではやはり控えた方が良いかもしれませんが、お子さんはお年玉をもらえないことでしょんぼりしてしまいます。
喪に服すとはいえ、子どもの楽しみのひとつではありますのでここは「お年玉」としてではなく「お小遣い」として、現金を贈ると良いでしょう。
一般的なかわいらしいポチ袋に入れるのではなく、無地の白い小さな封筒に入れて渡すと良いでしょう。
表書きとしては何も書かなくても良いですが、名前を書いてあげるのはよく見られますよ。
もちろん、相手側が喪中であることで受け取れないなどの気遣いをされた場合には、それに従っておきましょう。
もらったときの注意
子どもによくあるのですが、お年玉をもらうと喜びのあまり「ありがとうございます」をなかなか言えない場合があります。
そんなときは、まず事前に言い聞かせておくことはもちろん、その場でお礼を言えない場合にはきちんと親がお礼を言うように促しましょう。
そして、こちらもタブーとなりますが、その場で袋を開封しないということ。
こちらもお子さんによくあるのですが、親戚からもらったお年玉の中身が全部でいくらだったんだろう?と計算してみたくなることから、こそっと中身を見てしまう行為。
気持ちはわかりますが、やはりタブーです。
しっかりと親御さんが制し、失礼にあたるということを教えていきましょう!
あげるときの注意
お年玉をあげるとき、あいさつなどでバタバタしていることもあるかと思いますが、親のいないところでお年玉をあげないように気をつけましょう。
親戚のお子さんなどにお年玉をあげるときには、必ず親のいるところでお年玉を渡すように。
…というのも、お年玉を親に渡さず報告しない場合があったり、なくしてしまったりということが考えられます。
のちのちトラブルにならないようにするためにも、お年玉をあげるときには必ず親御さんのいるところで!
お年玉・赤ちゃん編
赤ちゃんにお年玉をあげるという場合はあげすぎに注意。
年に1回などたまにしか会えない場合であっても、赤ちゃんのうちから多くのお年玉をあげていると、成長してからどれくらい渡そうか!?と悩みの種になってしまいます。
赤ちゃん~幼児(0~3歳くらい)は、圧倒的に「1,000円」というお年玉が多いようです。
・現金(1,000円~2,000円)
・図書カード
・おやつ
・おもちゃ
現金はもちろんですが、形に残ったりお子さんが喜びやすいものをあげるというのもオススメです。
0歳の赤ちゃんに関しては、出産祝いを渡していないという場合には出産祝いにプラスして、別にお年玉を用意しておくと心証が良くなりますよ。
お年玉・幼稚園児編
先ほどの赤ちゃん~3歳まではだいたい1,000円くらいという金額のお年玉をあげるという人が多いことがわかりましたね。
それが幼稚園や保育園に入園すると少し金額が上がり、小学生未満の場合は2,000円という額が多いといいます。
こちらも幼児と同じように図書カードで済ませるという方も多く、関係・会う頻度など付き合いの深さによって変わってきます。
めったに会えないのであれば現金でも良いかと思いますが、よく会っている親戚や近所に住んでいるというような子であれば、図書カード(500円~)などがオススメ。
親御さんも現金より気を遣わなくてすみますし、図書カードは本だけでなく文具や粘土なども購入することができるのでとっても便利で喜ばれます。
図書カードをはじめ、さまざまな商品券やギフトカードについてまとめた記事もありますのでどうぞ♪
お年玉・小学生編
小学生になると、幼稚園のときとは違って子ども同士で遊びに行くことが多く、さらに高学年になるにつれて外に遊びに行くことでお金もかかるようになります。
そのため、小学生のお年玉となるとかなり幅が広がり、学年にもよりますが全体の金額を見ると1,000円~10,000円あたりとなります。
・低学年だと2,000円~3,000円
・中学年から高学年だと3,000円~5,000円
…が相場だと思われます。
ただ、おじいちゃん・おばあちゃんからは10,000円くらいもらうというケースも増えてきますので、本当にばらつきが出てきます。
平均的な相場としては低学年から中学年は3,000円、高学年は5,000円と覚えておくと良いでしょう。
お年玉・中学生編
中学生のお年玉は、中学1年生~3年生を通して平均的な金額は5,000円程度。
場合によってはプラスされることもありますが、中学生はもっとも金額が変わりにくく金額を予想しやすいと言えるでしょう。
お年玉・高校生編
中学生と同じように、高校生は高校1年生~3年生を通してお年玉の相場は5,000円程度。
大人になったとはいえ、まだ学生であり大学生のように自由度が低く社会的にも子どもとして見られるため、5,000円程度がもっとも多いようです。
…が、中学生のときに5,000円もらっていたという場合は10,000円が相場となることも多いよう。
高校生はやはりあれこれと出費がありますから、5,000円~10,000円だと覚えておくと良いでしょう。
お年玉・大学生編
大学生のお年玉でもっとも多いのが10,000円。
5,000円~10,000円が相場だと言われていますが、やはり大人の部類に入りますので10,000円が多いようです。
また、大学生と同じ年齢であっても社会人として働いている場合にはお年玉はナシ!ということが多いんだとか。
(ウチもそうでした)
お年玉・社会人編
社会人になっても、子どもは子ども。
ということで、社会人として働くようになっても親戚が集まる年始は、大人でもお年玉をもらうことができることも少なくないんだとか。
社会人の方の場合は大学生の方のお年玉と同じように、10,000円が相場となります。
お祝いがあったときなどにはそれ以上という場合もあるようですが、基本的に「お年玉」としては10,000円程度でしょう。
お年玉・大人編
はじめにも触れましたが、最近では年末年始の帰省の際に子どもから親や祖父母へ、感謝の意味をこめてお年玉(お年賀)を渡すことが多くなっています。
出産の里帰りをするとき、実家へ生活費と感謝の意味をこめていくらか現金を渡すということがありますが、それと同じように帰省のときの感謝や食費・生活費などを含めてお年玉を渡すようです。
なので、単純に…
・お年玉としては10,000円~30,000円程度
・生活費を含めてという意味で渡す場合は30,000円~
…という金額が多いようです。
社会人になって自分の稼ぎをもって家を出て、帰省したときにはこれまで自分を育ててくれた両親や祖父母にちょっとした感謝の意味を込めて、お年玉(お年賀)を渡してみてはいかがでしょうか…?(^^)/
番外編・お年玉をあげるパターンあれこれ
お年玉に限らず、各家庭それぞれのルールってあるかと思います。
ここでは、友人やインターネットなどで見つけた各家庭のお年玉ルールについてあれこれまとめてみました!
こんな方法が…!というユニークなものもありますよ♪
・小学生…2,000円
・中学生…3,000円
・高校生…5,000円
なので、合計して出費が同じになるように調整するというパターンです。
たとえば、こちらは一人一律1,000円ずつもらい、あちらには年齢問わず一律3,000円あげるようにすれば出費額が同じになります。
指令入りのポチ袋を家のあちこちに隠しておき、本物のお年玉を探すというゲーム型お年玉です。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪(^^)/
金額のまとめ
ここまでご紹介した、それぞれの年代のお年玉金額の相場をまとめてみました!
- 未就学児…1,000円
- 小学生…1,000円~5,000円
- 中学生…3,000円~5,000円
- 高校生…5,000円~10,000円
- 大学生…5,000円~10,000円
- 社会人…10,000円~
あくまでも相場なので…
・近しい相手
・遠い親戚
・会う頻度
…などによって上下するかと思います。
このくらい入れておけば良いかなぁという程度に、参考にしてみてくださいね。
また、親戚など親同士で事前に打ち合わせをすることができる場合には、直接聞いてみるというのも手です。
毎年悩むくらいならいっそのこと聞いてみる!というのも良いですよ♪(^^)/
まとめ
いかがでしたか?(^^)/
もうすぐ新年がやってきます!
お年玉は毎年のこととなりますが、一度あげたら毎年あげ続けなくてはなりませんよね…(゜Д゜;)
最初にあげすぎちゃった!ということにならないよう、まずはだいたいの相場を知っておくようにしましょう!
また、ポチ袋の書き方やお金の入れ方など大人なら知っておきたいマナーについても、今一度知る良い機会です。
お年玉についてぜひ見直して、楽しいお正月を迎えてくださいね♪(^▽^)ノ
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