【リフォーム塗装編】元塗装屋が本音で教える5つの業者選びのコツと業界の裏側を暴露!
2017/02/10
全国で一般建設業の登録をしている業者は445,937社います。
(平成28年5月の段階)
近年ネットで検索すれば数多くの業者が出てきますよね、そんな中であなたは良い業者に出会えていますか?得されてますか?
今回は塗装編なので外壁塗装を考えてる人の為になる様な、情報を書いていきたいと思います。
目次
外壁塗装をする上で得する5つのポイント
住宅を長持ちさせる為に欠かせない事の一つとして、外壁塗装はとても大切な事です。
費用もかかりますし身に付けたりするものでないので安く抑えたいと思うのは当然かもしれませんね。
しかし、安く抑える事だけを気にしてたら、失敗して後悔に繋がります。
お家を大切にする習慣がある人はご存知かもしれませんが、習慣に馴染みの無い方も得するポイントをご紹介させていただきます。
見積もりで失敗しない為のポイント
塗装をしようと思ったら業者に頼むか自分でやる(DIY)事だと思います、DIYするには知識と技術、時間が必要ですが今回は業者に頼む場合で話します。
見積もり依頼すると業者は現場に行き現地調査をして外壁や周囲がどのようになっているかを判断して、その住宅や素材に合った材料や工法で見積りを出すのが一般的です。
そこで注意しなければいけないのが悪徳業者に多いやり方です。
10分程で現地調査を行いあたかも丁寧に見ましたと言わんばかりに塗装を勧めてきたりする業者がいます、そんな業者は大抵…
・「今決めてくれたらお安くします」
・「今セール中なのでお安くできます」
・「お隣さんとご一緒なら割引きさせて頂きます」
・「今足場代無料なので」
…とお得感を出して言ってきます。
その他に、最近では公共の施設を使って
・無料リフォーム講習会
・外壁塗装あれこれ
・お家の勉強会
…などで集客をしている会社もあります。
(全て無料)
しかしそれは悪徳業者の巧妙な罠が敷かれていています。
恐怖や危険を煽って洗脳し、見込み客を作り、「無料なので一度見てみましょうか?」なんて言ってきて、住所を書いて家に呼んだら最後!相当な知識でもない限り契約まで持って行かれるでしょう。
自宅に来た業者や、講師にお得な事を言われても、必ず複数社(相見積もり)取ることを念頭に置いてください。
業者や営業マン、講師に伝えても構いません。
そこで嫌な顔や素振りをしていたり強引に契約に結びつけようとしてくる様なら、その時点でお断りしたのが良いです。
基本的にあなたの危機感や恐怖心を煽るの仕事ですから。
危機感を伝えてくれる業者は、まだ良いのですが、恐怖心に訴えかけるような業者なら極めて赤信号です。
・「このままだと屋根から雨漏りしますよ」
・「外壁にヒビが入ってきてるので、今やらないと大変なことになりますよ」
・「今ならこの金額で済むけど、今しなければ倍近くしますよ?」
…など。
じゃあ実際に、見積もりを取り、一社じゃ判断できないので他の業者を呼んだら、業者や営業マンに
・「他の業者と会う日」
・「他で見積もりを取っている業者名を」
…相手に余計な情報を与えないでくださいね。
また既に他の業者から提出されているお見積も、見せたりしない方が懸命です。
外壁塗装を行う上で「見積もり」はとても大事なこと、ただ、どこに頼んだらいいのかという点について悩む方は結構多いです。
・「地元の塗装業者」
・「リフォーム会社」
・「訪問でやってきた塗装業者」
・「勉強会等を公共の施設で行っている会社」
…などの業者が考えられます。
しかし、業者選びで失敗しちゃうケースは多々あります。
「そんな事言われたら業者選びに難航しちゃうじゃん」・・・大丈夫!次のポイントの【業者選びを間違えない】で掘り下げて行きます。
業者択びを間違えないポイント
業者選びをする上で知っておいてほしい事をお話します。
「知人の紹介や知り合いの業者」
知人などを通じての外壁塗装やリフォームは、一見安心感があります。
しかし、知人を通じた場合手抜き工事をされたとしても今後の付き合いなどがあって、文句を言いづらくなったりすることがほとんどです。
また、自分が直接知っている業者にお願いする事で、「知り合い価格」という事で頑張ってくれそうな気もしますが、手抜き工事をされるリスクもあります。
↓
下請けに任せることになり、「知り合いだから」という事で見積もり金額を値引きしてくれても、
↓
下請け業者は安い工事代金で請け負わされる。
↓
そして、下請け業者が手抜き工事をしてしまうという。
値切り過ぎるとどこかに負担が掛かり結果、値切った以上の損をしてしまうことに…。
「ハウスメーカー、大手リフォーム会社」
ハウスメーカーが付いている家はハウスメーカーを使う事がありますけど、業者よりハウスメーカーや大手リフォーム会社の方が質が悪かったりもします。
ハウスメーカーは建てた時に契約を結んでいる会社がほとんどで逆にハウスメーカーじゃない場所に頼むのなら…
「この先、保証なくなりますが問題御座いませんでしょうか!?」
…これが売り言葉であなたの恐怖心を煽ります心当たりがあるかたもいると思います。
ハウスメーカーは高額な請求をする代わりに大手ハウスメーカーの保証を売る事をしてきます。
保証?家を建てたり購入してから使ったことありますか?恐らく殆どの方は使わずに期間が終わっているとおもいます。
いざ塗装工事の見積もりを出されたら数百万越え、そんな見積もりを出され保証も有るしと数百万払ってしまいます。
妥当な値段ですか?
- 大手リフォーム会社では、費用が約3倍
- 大手ハウスメーカーでは費用が約3倍~5倍近い値段
- だいたい30%~60%の利益が出る営業方法
ハウスメーカーやリフォーム会社は地元の塗装業者や近所の工務店に下請けさせ依託しているだけなので、自社職人では無い為費用が高い。
下請け業者は3次業者くらいになることもあり、当然安い金額で請け負わされているので手抜きをされる可能性があります。
一概に、地元の塗装業者、工務店、大手リフォーム会社、ハウスメーカーどこが良いとは言えませんので、自らで知識を養い複数社のお見積を取り信頼できる会社を選択しましょう。
次の【自ら知識武装をする】では、見積もり書の中に最低限記載されているべき知らないと損するポイントを伝えていきます。
自ら知識武装をするポイント
知らない、分からない、お任せは止めて悪徳業者を見分ける知識に役立てましょう。
「塗料は何か?」
塗料の種類に関しては…
・シリコン系
・アクリル系
・ウレタン系
・フッ素系
・セラミック
…など塗料と言っても沢山の種類があり耐用年数であったり上記よりも高価な塗料であったりと価格も様々なので、メーカー名や塗料名が書いてある事をチェックしましょう。
「規定回数塗られているか?」
基本的に塗装は…
・下塗り1回
・中塗り1回
・上塗り1回
…の3回 悪質業者は、見積もり上は3回でこの工程を無視し1回あるいは2回しか塗らない場合がありますので手順を確認してください。
特に塗る材質や材料などによっては中塗りと上塗りが同じ場合の時があります。
この時は、施工回数が適正であるか確認しましょう。
「下地処理の項目には何がかいてあるか」
高圧洗浄、補修、シーリング処理と見るべきとこはありますが
今回は経年劣化が早く、一番大切なシーリング(コーキング)について。
気を付けて頂きたいのが項目に「打ち変え」と記載されているのに古くなったシーリングを撤去せずにそのまま塗ったり、既存に対してカッター等でⅤの字の様にカットするV字カットをしてくる事です。
Ⅴ字カットでないと工事が出来ない場所もありますが悪質な業者は全てをⅤ字カットで施工したりします。
近年Ⅴ字カットは意味が無いため(劣化が早い、既存撤去してないので薄い)項目に書いてあったり打ち変えと記載されていた場合は業者に確認を取ってください。
ここではぐらかしたり丁寧な質疑応答ができない業者は悪質業者の可能性が大きく損をする可能性がありますので明朗会計な対応を求めて下さいね。
知って得する、足場、保険、塗料のポイント
経験上意外と知らない方が多くて損をしてる人を何人も見てきましたので、知ってる方はもちろん知らない方のために紹介します。
塗装も減価償却が出来るのご存知ですか?
オフィスや収益物件としてマンションを所有している人は、建物の劣化具合に応じて費用を年度毎に減価償却が可能です。
「減価償却」とは、事業用に購入した建物などの資産に対して取得費用を数年に分割し経費として計上する手続きです。
材料費による差
一般的な塗料の耐用年数や施工費用 | ||
---|---|---|
樹脂塗料 | 耐用年数 | 施工費用 |
アクリル | 約5~7年 | ㎡/約2,500円 |
ウレタン | 約8~10年 | ㎡/約4,100円 |
シリコン | 約10~15年 | ㎡/約4,600円 |
フッ素 | 約15~20年 | ㎡/約5,600円 |
上記の耐用年数を見ると上と下の差で約3倍、施工費用で3,100円の差があります一見高いように思えてしまうフッ素樹脂塗料ですが、耐用年数15年として見ると…
(200㎡の場合、1回112万)
・1㎡あたりの単価1,900円も得をすることになります。
(200㎡のお家なら、差額38万円もの得!)
それだけでなく…
・業者が3回来るとこを、1回で済ませることができる。
・メッシュ(家を覆うシート)があるだけで風通らないし、暑いし
・防犯上の心配も有る、足場も1回で済む
一石二鳥どころか、一石三鳥にもなるのでお得感増えますね♪
1回の単価を見るととても高く感じますが長い年月で考えた場合とてもお得なのが理解して頂けるとおもいます。
環境次第でありますが、実際アクリル樹脂塗装は保ちが悪いですし、見た目も余り良くありません。
(塗らないとわかりませんが雲泥の差)
塗料も年々高騰していますので今の値段がこの先続くとは考えにくいですし昔と比べ外壁素材も安価な材料が多くなってきていて塗る材料次第では、経年劣化の速度も速くなると思います。
材料も常に進化しているのでその時代にあった最新の材料を塗ることを勧めます。
(フッ素塗料より上のグレードも有りますが、費用対効果が悪いのでオススメしません)
足場代を火災保険で減額できるかも
・お家の雨樋が台風や雪で壊れた
・屋根の瓦が割れた屋根の材料が剥がれている
・屋上の床が剥がれている
・雨漏りがしている等の経験ありませんか?
意外と皆さん知らないのがそれらの風災等は火災保険各種が適用される事が多いです。
「え?うちは明らかに自然劣化だから保険対象外だ」
…とか思わないで下さい。
それが自然劣化なのか風災なのかは”プロが見ないと判断できないからです”だから諦めないで下さい。
飛び込み営業やテレアポで来た業者でも火災保険や減価償却に詳しい方もいます、聞くのはタダですから無下にせず聞かれる事をオススメします。
「お宅の会社は火災保険等に詳しいの?」と訪ね、答えに詰まったり、はぐらかしたりする会社は要注意です。
自然災害などで壊れた物を修繕するときは、殆どの場合足場を使うので保険を使って、塗装も一緒にして賢く足場代などを減らしましょう。
足場代サービスは嘘です!足場は無くてはならないものそれがサービスや無料は、在り得ません!必ずどこかに水増し請求されています。
なので保険等を賢く利用しましょうね。
地域によっては、地方自治体から援助が出てる地域もありますので一度、お住いの自治体に確認されてみるのも損をしないテクニックのひとつです。
知って得する業者のメリット・デメリットのポイント
塗装業者、工務店とハウスメーカーのメリット・デメリットを私なりに纏めてみました。
・近場が多い
・費用が安い
・知識も経験も豊富、基本自社職人
・地域密着型
・足場なども持っている可能性が高い
◆デメリット
・保証などが短かったり、無い場合がある
・ローンが出来ない会社が殆ど
・コンプラ意識が薄い
・保証がある
・ローンが組めたりする
・見やすい工程写真などを提出してくれる(費用お客様持代金に含まれる)
◆デメリット
・費用が高い(2倍~3倍以上)
・基本自社職人がいない
・知識が浅い
・前金がある(工事完了で残金など)
・安かろう悪かろうが多い(値引き時)
中古物件は売りに出される前に塗装や修繕工事が行われていていれば10年位は安心で、新築物件は一般的に耐用年数が低くなっている可能性が高いです。
「なぜ?」
建築資材はメーカー等の在庫品の可能性が高く、大体の製品が3年位経過ている資材を使用しています。
各メーカーの製品は約10年(10年スパンで物が回る様に作られている)と言われていて新築は特に受注生産でない限り、平均的に7年~10年(環境による)、塗り替えの場合は10年~15年(環境による)程なので塗り替えの参考にしてください。
「そろそろ外壁の塗装が痛んできたから」
最近では、塗装業者も沢山増え今では個人よりもリフォーム会社が一手に請け負いそれを個人事業主に委託するという時代になりました。
まとめ
今回、紹介してきたポイントを踏まえ良い業者を探すには…
- 自社職人を持っている
- 知識が豊富
- 明朗会計
- 安すぎない、高すぎない
- 値引き過ぎない
- 複数社の相見積もりをとる(今の時代1社で決めたら損します)
- お客さんのニーズに合わせた話しをしてくれる
- 火災保険等の知識や経験がある
結局のところ、上記を踏まえあなた自身が正しい知識を身に着け、業者の言いなりにならない様にしっかり知識武装をすれば、自ずと良い業者に出会えると思います。
あの会社に頼んで良かったと満足出来る人が1人でも増えてくれる事を祈ってます。
どこを選んで良いか分からないからという方が増えてますよね? なかには物凄く親切で職人の鏡みたいな会社も沢山ありますので知識をしっかりつけて大切なお家をまごころ込めてやってくれる会社や職人さんを見つけてください。
「ちょっと待って!!」分からないからって本当にそれでいいの?
そんな悩みを持った方が居たら、今度はあなたが教えてあげてくださいね♪
おまけ
6月、7月の時期は梅雨による影響で仕事が薄くなっていますのでこの時期を狙うとお安く外壁工事ができる可能性が大きいです。但し工事日数は伸びますので気にならない方は、オススメします。
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