【5分で分かる!確定申告ガイド】やり方は?いつから?確定申告の方法・必要なものなど徹底解説!
2017/03/05
こんにちは、マキです!(^^)/
毎年、春先になると「あること」を思い出すワタシです…。
それが「確定申告」!!!…です。
フリーランスとして活動している自分にとって、1年のうちでもっとも(||;´Д`)ハァ…となるのが確定申告です。
私のようにフリーランスで働いているという方はもちろんですが、実は確定申告はもっと多くの人に関係のあることなんです。
でも…
・確定申告ってなに?
・税金ってどうなってるの?
・お金が返ってくるの?
・どうやって申告すればいいの?
…などなど、確定申告は「?」ばかりのことです。
確定申告に数回行っている私ですが…いまだに確定申告のことをよくわかっていません(笑)
…ということで、今回は多くの方が知りたい確定申告についてできるだけ簡単に・詳しい仕組みや申告の方法についてまとめてみました!
私も今年こそはきちんと確定申告について理解してから、申告に行ってこようと思います!(^^)/
目次
確定申告について
そもそも、確定申告って?
確定申告は、収入や支出・医療費などをはじめとしたお金の流れが1年でどのようになっているかを税務署に申告して、国に納める税金がいくらなのかを決めることです。
・法人なら「法人税」
・個人の方なら「所得税」
…を国に納めなくてはなりません。
会社員や公務員の方は税金を納めるとき、基本的には会社から支払われるお給料から税金が差し引かれますよね。
また、年末になると会社で「年末調整」が行われます。
年末調整というのは、月々のお給料から差し引かれていた所得税の額を調整することです。
本来支払う所得税の金額よりも多く差し引かれていたら年末調整時にお金が戻ってきますし、逆に支払った額が少ないと税金を支払わないといけません。
会社員の方はこの年末調整を会社がやってくれるので、基本的には確定申告をしなくても良いのです。
(する必要があることも!のちほどご説明します)
しかし、フリーランスで働いている方などは勤め先がありませんから、自分でやるしかありません!(`・ω・´)
確定申告は自分が納めるべき税金の額を明らかにし、払いすぎているお金があったら戻ってくるもの。
なので、確定申告に行かないといけない人が行かなかった場合、罰則があります…。
そして、お金を払いすぎていたら「還付金(かんぷきん)」としてお金が戻ってきます。
この還付金は確定申告をすることでいくら戻ってくるのかわかり、申告が終わって約1か月後にこちらが指定した口座に振り込まれることになります。
特に…
・フリーランスで働いている方
・原稿料など源泉税を納めている方
…は万単位で還付金が発生することもありますので、必ず確定申告をしましょう!
確定申告をしなくてはならない人&することができる人
確定申告について考えたとき、私って確定申告しなくちゃいけないの…?とわからなくなってしまうことがあると思います。
先ほど、会社員や公務員として働いている方については、税金関係は会社がお給料から差し引いてやっておいてくれると言いました。
ですが、会社員や公務員の方であっても確定申告をしなくてはならない場合があります。
・お給料を1か所の会社からもらっている方。なおかつその金額が源泉徴収の対象になる場合、給与や退職の所得をのぞいた所得金額の合計が20万円以上になる方。
・お給料を2か所以上の会社からもらっている方。なおかつその金額が源泉徴収の対象になる場合、年末調整をされなかったお給料の収入金額と、給与や退職所得をのぞいた所得金額が合計20万円以上になる方。
会社員や公務員の方の場合、この3つに当てはまると確定申告をしなくてはなりません。
・また年金の収入が400万円以上、それ以外の所得金額の合計が20万円を超えるときにも確定申告をしなくてはなりません。
その結果、残額がある場合には確定申告をしなくてはなりません。
・災害救助の寄附など特定の寄附をしたとき
・住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)を利用して住宅を購入・増改築をしたとき
所得と控除について
「収入」というのは手取りの金額。
そこからなんやかんやと差っ引かれて、お給料として振り込まれるのが一般的ですよね。
差し引かれた金額(所得)に対して所得税はかかるようになっています。
自営業やフリーランスとして活動している方は、保険などは自分で支払いをしているから、もとの手取り金額から所得税が計算されてしまうの!?…と不安になりますよね。
それは違います!
あくまで手取りである収入ではなく、差し引かれたあとの所得に対して税金がかかるんです。
なので、確定申告ではいかにこの「差し引く金額」を大きくして、税金がかかる所得部分を減らすことができるか…がカギとなります!
(せこい)
差し引く金額のことを「控除(こうじょ)」といいます。
そしてもうひとつ、経費も控除と同じように所得から差し引くことができます。
経費は領収書をとっておくことで、申告書をつくるときに計算することができます。
控除についてはコチラ。
どんな方でも、誰でも受けられる控除で金額は38万円。
つまり、収入が38万円以下の方は基礎控除で差し引くことができるので、税金がかかる部分はゼロ。
よって確定申告をする必要もありません!
◆医療費控除
1年間の医療費が10万以上の場合に受けられる控除。
扶養家族全員分をまとめて申告してもOK、もちろんひとりぶんでもOKです。
実際に支払った医療費から10万円を引いた額が医療費控除として差し引くことができます。
◆配偶者控除
配偶者の所得が、年間で38万円以下もしくは給与収入(パート)が103万円以下という条件を満たすと受けられる控除。
よく主婦の方に言われる「103万円の壁」はこのことだったんですね。
◆配偶者特別控除
名前は配偶者控除と似ていますが…。
先ほど登場した「103万円の壁」は、意外とすぐに超えてしまうもの(´・ω・`)
そんなときに利用したいのが、こちらの配偶者特別控除です。
配偶者の所得に応じて、控除される金額が少しずつ減っていってしまいますが控除が受けられます。
103万円を超えた=控除が全然受けられない…というわけではないんですね!
◆生命保険料控除
年末が近づくと保険会社から送られてくる手紙。
いくら保険に支払っているかということが記載されているのですが、その金額が多いという方にぴったりの控除がコチラ。
生命保険、個人年金に加入している場合には、それぞれで最高5万円ずつの控除が受けられるんですよ。
◆扶養控除
養っている家族がいるという方の控除。
奥さんについては配偶者控除が適用されますので、お子さんのほか同居しているおじいちゃん・おばあちゃんが対象です。
16歳から19歳のお子さんはひとりにつき38万円の控除が受けられます。
◆寡婦(かふ)、寡夫控除
シングルマザーやシングルファーザーの方が対象の控除です。
離婚はもちろん死別した場合も受けられる控除で、子どもがいる場合に所得が500万円以下だと受けられます。
再婚するまで受けられるのですが、控除金額は27万円です。
…こういった控除はほかにもたくさんあります!
とにかく収入から差っ引いて、税金がかかる金額を少なくしていきましょう!(>_<)
それぞれ自分の家庭で適用される控除の種類は違ってくると思いますが、こちらも申告会場や事前に申告書を作成するときにチェックしてみてくださいね。
確定申告に必要なもの
確定申告書のほか、どんな申告をするかによってそろえる書類などが違ってきます。
確定申告書AとBがありますが、Bはどんな方でも利用できる書類。
確定申告書Aは、所得が…
・給与所得
・年金や雑所得
・配当所得
・一時所得のみの方
…など、予定納税額のない場合に使うことができます。
一般的に、会社員やアルバイト・パートの方がよくAを使い、個人事業主の方はBを利用しています。
給与所得がある方・年金などの所得がある方は源泉徴収票を、フリーランスで原稿料として「給与」ではなく「報酬」を得ている方は支払調書が必要になります。
そして、今年2017年度からはマイナンバーの記載されているものが必要になりますのでご注意を。
医療費控除を受ける方であれば、医療費がどれくらいかかったかわかる領収書や明細書が必要になりますし、ふるさと納税などの寄付金控除なら、その受領書などが必要になりますね。
必要に応じて書類をそろえる必要がありますので、事前に準備しておきましょう!(^^)/
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支払った額はそのまま税金から「控除」されますよ!
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要は「それだけオトク」ということですね。
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申告会場に行こう!
各都道府県、県内の地域で確定申告の会場が決められています。
毎年2月16日から3月15日までの1か月間、そこで確定申告を行います。
広い会場では人がごった返しているかもしれませんが、分からないことは聞くとなんでも教えてくれるので安心してください。
全く分からないという方はスタッフが付きっきりで教えてくれますし、入力自体は自分でカタカタできます!…という方はよりスムーズに申告ができるコーナーへ行きましょう。
(もちろん、これも案内されますので大丈夫です。)
申告に必要な書類についてはここで提出をし、自分用の控えをもらっておしまいです!
税金?
書類?
…と複雑そうな確定申告ではありますが、実際にやってみると意外とあっけなく終わるものですよ(^^)v
また、こういった確定申告時期に設けられる会場はもちろんですが、この時期以外なら管轄の「税務署」へ。
確定申告は2月16日~3月15日までというイメージがありますが、実はこれ以外の時期でもできます。
お住まいの地域によって管轄の税務署が違っているので、そこは事前にチェックしておいてくださいね!(^^)/
ネットから申告してみよう!
会場に直接足を運ぶのはもちろんですが、国税庁のホームページからも確定申告をすることができます。
確定申告には2通りあります。
・提出書類を省くことができる「e-Tax」
・書類を印刷して郵送する「書面提出」
…があります。
e-Taxとは?
・ICカードリーダライタを持っていること
・電子証明書(マイナンバーカード・住民基本台帳カードなど)を利用すること
…が条件となります。
申告会場に行かなくてもOK、自宅で書類を郵送することなくネット上で確定申告をすることができます。
ICカードリーダライタは家電量販店で2,000~3,000円程度で販売されていますので、買っておけば毎年確定申告がラクになるというメリットがあります♪
方法はとても簡単で、国税庁のホームページから「作成開始」「e-Tax」を選びます。
あとは表示された内容に沿って入力していくだけ。
通常は申告会場で一緒に提出しなくてはならない領収書や源泉徴収票ですが、e-Taxはそこに書いてある内容を入力して送信すればOK。
わざわざ書類を郵送する手間もなく、とても手軽に確定申告ができちゃいます!
自宅で確定申告ができること、24時間いつでも申告できることはもちろん、還付金がある場合は早く受け取ることができるといいます。
書面提出とは?
ICカードリーダライタがない方は、こちらから。
プリンタがない方でも、ネットプリントでコンビニのプリンタを利用して印刷することができますよ。
申告書の作成については…
・所得税コーナー
・青色申告と収支内訳書コーナー
・消費税コーナー
・贈与税コーナー
…の4つに分かれています。
一般の方は所得税コーナーから、画面の指示にしたがって必要な内容を入力していきます。
「???」となってしまっても大丈夫!
質問に対して「はい」「いいえ」で答えれば自分に合った申告書をつくることができますので、気軽にチャレンジしてみてくださいね。
分からない項目がある場合でも「?」マークがついていますので、そこをクリックすれば詳しい内容を見ることができます。
意外とスムーズに申告書をつくることができますので、安心してくださいね(^ω^)ノ
私の確定申告体験談
…ここまでつらつらと確定申告について書いてきましたが、実は私がいちばん理解していないかもしれません(笑)
確定申告をするのは今年で5回目になりますが、初めてのときはとりあえず源泉徴収票や支払調書をもって、確定申告会場に行くとスタッフのおじさまたちが丁寧に教えてくれました。
どんな申告をしに来たの?
なんの書類を持っているの?
じゃあこちらの入り口から並んでくださいね
…などなど。
そしていざ会場に入ると、私はパソコンの入力はできるので自分で入力した方がスムーズだと思い、そちらに並びました。
初めて見た確定申告のパソコン画面。
わけがわかりませんでした。(笑)
でも、まわりにスタッフの方がいらっしゃるのですぐに質問すると、丁寧に教えてもらえます。
結局、最初の確定申告は手取り足取り教えていただいたおかげで、自分は言われたままに入力するだけ…という感じでした。
それ以降は同じように必要書類を持っていき、自分で入力。
還付金については初年度は3万円だったのを覚えています。
約1か月後、振り込まれていたその還付金がとっても嬉しかったのを覚えています(^ω^)ノ
(まあ、払いすぎたお金を返してもらっただけなんですが…(笑))
次年度からは、申告をしたデータをもとに「そろそろ確定申告ですよ~」というハガキが届くようになります。
このハガキを持って確定申告に行くと良いので、申告時期も忘れずちょっとラクになりますよ♪
まとめ
いかがでしたか?(^^)/
ついに始まった2017年の確定申告。
ちなみに、私はまだ行っていません…(゜▽。)
何度か子連れで行きましたが、ほかにもお子さん連れでいらっしゃっている方、ベビーカーを押しながら来ている方、さまざまな方がいらっしゃいました。
人は多いものの意外と時間はかからず、私の場合は大体30分ほどです。
どうしても「難しい」ととらえがちな確定申告ですが、案ずるより産むがやすしと言うように、やってみると意外と簡単です♪
確定申告をしなくては…という方、今年はキッチリ自分で申告をしてみてはいかがでしょうか?(^▽^)ノ
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支払った額はそのまま税金から控除されますよ!
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・お中元
・お歳暮
…の品としてGETするも良し、親元に送って親孝行するも良しです。
やってみたことがない方は、ぜひ今年はチャレンジしてみて下さいね(^^)
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